旅のはじまり
昨夜、中国から帰国した。
役者を志した24歳の時の初心。それは、
「世界で通用する役者になる」
だった。それから15年。ようやくこの想いを行動に移すことができた。
15年という年月が長いのか短いのかはおいといて、ようやく僕は僕の直感を信じることができるようになったようだ。
初めての中国での撮影は、刺激に満ちた日々となった。
「ここに導いてくれた全ての力に感謝します」
それが僕が中国に着いて初めて心に浮かんだ言葉だった。
一歩踏み出したということは、歩き出さなくてはという想いが、今込み上げてきている。
これが僕の旅の始まりになる。
この魂をどこまでも遠くに、そして広い世界に届けられるように。